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芝生にたまるサッチ、取り除かないときのこが生える?
芝生には必ず「サッチ」と呼ばれるものがたまります。
このサッチは芝生の下にたまって『土の通気性』と『水はけ』を悪くし、芝生にきのこを生やしたり、芝生を病気にする原因になります。
お庭などの芝生にきのこを生やさないためにも、芝生を病気にしないためにも、できるだけサッチの少ない芝生の環境を作ることが大切です。
ところでサッチってなんなの?
サッチとは、『芝生の枯れた葉』や『古い根っこ』などが土の上に積もってたまったものを言います。
芝生の葉っぱってちょっと特徴的で、他の植物の葉っぱに比べて分解されにくい特徴を持っています。
その『分解されにくい』芝生の葉っぱが土の上にたまっていくことで、サッチは自然分解されないまま層を作ります。
きのこはサッチが好きなの?なにが悪いの?
きのこはサッチが大好きです。
芝生の葉は分解されにくい特徴を持っていて、その『分解されにくい』芝生の葉が落ちてできたサッチは「分解されていない有機物」になります。
きのこは「分解されていない有機物」が大好きで、サッチは絶好の餌になります。
そしてサッチは分解されにくいですので、たまりにたまって層を作ります。
層になったサッチは、芝生の下にある土の通気性を悪くし、水はけを悪くします。
芝生の土は通気性が悪くなると『土の中にいる微生物』の元気がなくなり、土の中の微生物に元気がなくなると『芝生が病気になりやすい環境』になります。
さらに水はけが悪くなったサッチの下にはコケや藻が生えて芝生がジメジメになり、芝生の病原菌やきのこにとって生活しやすい環境を作って芝生トラブルの原因になります。
サッチを全て取り除くことは難しいですが、なるべくサッチの少ない環境を作り維持することが、芝生を育てる上でも、お庭にきのこを生やさないためにもとても大切です。
お庭の芝生を定期的に『サッチング』することで、きのこなどに邪魔をさることのない、健康に芝生を育てられる環境を作り出すことができます。
サッチの取り除きかたは?
お庭などの芝生からサッチを取り除くには、主に3つの方法があります。
どれも簡単で高い効果が期待できますので、ご自身に合った方法で『サッチング』してみてください。
きちんとサッチングすることで、お庭の芝生のきのこ発生を防止しましょう。
物理的に熊手などでサッチを掻き出す
サッチングの基本的な手段になるのが、熊手やレーキなどの集草作業用の農具を使って芝生のサッチを掻き出す方法です。
しかし熊手やレーキを使ってお庭の芝生をサッチングするのはけっこう体力が要ります。
体力に自信のない方や楽にサッチングをしたい方は、このようなタイヤ付きのレーキを使うのも良いと思います。
通販サイトのアマゾンなどで売っていますが、なかなか優秀で体力のない方や女性でも楽にサッチングができます。
サッチングした後で芝生がスカスカになったり、匍匐茎(ほふくけい)が出てきてしまうようでしたら、薄く目土を入れておきましょう。
匍匐茎(ほふくけい)とは、こんなやつです。
にょろにょろとしたこれ、見たことあると思います。
サッチングマシンを使う
芝生の密度が高いお庭では、熊手やレーキで芝生をサッチングするのが難しい場合があります。
その場合は機械を頼ります。サッチングマシンを使った芝生のサッチングは、さすがに楽々とすることができます♪
リョービなどのメーカーの電動芝刈り機には、サッチング用のオプションが取り付けられるものもあります。
アマゾンへのリンクを貼っておきますので、参考にしてみてくださいね♪
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サッチ分解促進剤を使う
芝生のサッチを『自然に分解』させるにはものすご~い時間がかかりますが、サッチの分解促進剤を使うことでサッチの分解にかかる時間を早めることができます。
サッチ分解促進剤の役割や効果などについては、こちらで詳しく説明していますので、ご覧ください♪
サッチ分解促進剤には色々なものがありますが、オススメは次の2種類。
これらの2種類を同時に使ってサッチの分解を促します。
万緑-NHT
万緑-NHTは様々な菌が含まれたサッチ分解剤で、その中に「放熱菌」と呼ばれる夏の暑さに強い菌が含まれています。一般的には真夏は菌の活力が衰えると言われていますが、万緑-NHTは夏でも菌の活動が衰えないのが特徴です。
エンザアミン
エンザアミンに含まれる酵素は、芝生が刈り取られて枯れ葉になると「分解酵素」として枯れた芝生の内側から分解を促進する作用があります。
また、芝生の育成中は合成酵素として成長を促進する役割を担います。
また、土を改善するためにつかう「スーパーグリーンフード」にもサッチの分解効果があります。
どれもインターネット通販のアマゾンなどで気軽に入手することができますので、ぜひ一度チェックしてみてください。
お値段もそれほど高くありません。