治験ボランティアのすすめ

治験ボランティア

治験ボランティアのすすめ

「治験」と聞くと、少し怖いイメージがありますよね?
でも実際はそんなことはないんです。
私は何度も治験ボランティアに参加していますが、怖いことなど全くないと、はっきり言うことができます。

治験ボランティアって何?

とは言え、「治験ボランティア」なんて名前を聞くと、なんとなく「ボランティア」よりも「治験」の文字に目が行ってしまい、ちょっと驚かされてしまいますよね?
でも「治験ボランティア」が実際に行うことは、世の中に出る直前のお薬を試してみたり、サービスインする直前の治療方法や健康食品などを試してみるなど、世の中に出る直前のものごとに対して誰よりも早く試す、モニターのような形で参加することなんです。

誰よりも早くお薬などを試し、世の中により良くより効果のあるお薬などを送り出すための手助けをするボランティア。それが治験ボランティアなのです。

どこかの研究施設に閉じ込められて、恐ろしい人体実験をやらされる・・・といった、どこかで見たようなホラー映画みたいなことにはなりません。

また、「ボランティア」と聞くと、無償なのかなぁ?ってイメージがありませんか?
治験ボランティアは違います。
「負担軽減費」という形で、きちんと協力費・謝礼金を渡してもらえます!
内容にもよりますが、金額もそれなりです♪

治験に参加する時間や期間についても様々です。
1時間程度で終わる治験もあれば、泊りがけで行う治験もあります。
参加者の都合によって、参加する治験を選ぶことができますので、お忙しい方であれば、お休みの日に遊びに行くついでにちょこっと治験に寄る程度でできるものもあります。

また、やめたくなったら途中でやめることだってできるんです。
どこかのスマホのように、途中解約の違約金だとか、そのようなものは請求されません。
強引に最後までやらされることもありません。

治験とは、みなさんが思っているよりも、ぜんぜん気楽に参加することができ、気楽でありながらも世の中の役に立つことができる、素晴らしい行為なのです。

では、治験ボランティアについて、少し掘り下げて見ていきましょう。

治験って何をするの?

そもそも治験の目的は、新しい薬などを一般の患者さんたちに早く広く使ってもらうために、その効果を最終段階として多くの方に試してもらうことです。

最終段階ですので、それまでに非常にたくさんの試験が行われてきた薬などが対象となりますので、安全安心な環境下で行われます。
本当に最後の最後に、「これで世の中で使われても問題ないよね!?」と言うことを、治験という場をもって確定させるためのものなのです。

この治験が終わると、例えば薬であれば、厚生労働省から認可を受けることができ、ようやく世の中の人々も使うことができるようになります。

「それって人体実験じゃないの?」と思う方も多いと思います。人体実験だと言われたら、状況的にそうなのかも知れません。

しかし、これらのお薬などは、何度も試験を行い、十分に安全性が確認されてますし、きちんとした目的をもって、しかるべき対象の方に、治験の場で試されるものなのです。
例えばニキビのお薬であれば、ニキビの治療中の方やニキビに悩む方が対象になります。
これは「ニキビの方が新発売の市販のお薬を使って治療を試してみる」のとほぼ同じことを、ただ治験の場で行うだけのことなのです。

なので、広く「人体実験」と言うのは、厳し過ぎる表現になってしまうと思います。
何かの映画のように、誰でも彼でもに薬などを試して、その反応を見るようなことは行われません。

極めて安全な状態で行われる、サービス開始前の最終的な判定のために行われるテスト。
これが「治験」で、それに参加する方を「治験ボランティア」と言います。


どのような治験があるの?

治験と一言にいっても、さまざまな種類の治験があります。

例えば、こんな治験があります。

・病気の治療に用いるお薬の治験
・食事で血圧が上がりにくくする健康食品の治験
・古傷やシミなどを目立たなくする軟膏の治験
・脂肪燃焼を助ける補助食品の治験
・疑似タバコを試す治験
・体重を減らすための食事やお菓子を食べる治験
・お茶を飲んで運動をして心拍数などを計る治験

治験の種類はとってもとっても豊富です。
必ずと言っていいほど、何か興味を引くプログラムがあります。

なので「私はボランティアが好きだけど、病気を持っていないから治験とは無縁だわ」などと思ってしまうのは、少し早とちりなのかも知れません。

一度、治験に対してすでに持っているイメージを捨てて、治験ボランティアについてぜひ知って欲しいと思います。


治験に参加するには?

治験に参加するには、まずは治験を行っている機関に登録する必要があります(登録は無料です)。
※私のおすすめする治験機関は、このページの下の方にまとめておきます。

治験機関への登録を済ませると、登録した機関から治験の紹介が来ます。
誰でも彼でもどのようなボランティアに参加できる訳ではなく、治験の機関が登録時の内容を見て、個人個人に合ったボランティアを紹介してくれます。

紹介されて話を聞き、納得すれば治験の申し込みをします。

「登録して」「紹介してもらう」。これだけです。
たったこれだけで、世の中に大きく貢献できて、それなりの額のお小遣いまでもらえてしまう、治験ボランティアの一員として治験プログラムに参加することができるのです。


治験はどのような流れで進むの?

1.治験機関から治験ボランティアの紹介を受ける

治験ボランティアとして治験に参加するには、まず治験機関から紹介を受ける必要があります。

治験ボランティアは、きちんとした機関を通して紹介されますので、紹介する機関もきちんと人を選びます。
なので、誰もがどのような治験にでも参加できる訳ではありませんし、健康そのものの人に対して病気の治療薬のボランティアを紹介するといった暴挙に出ることもありません。

治験のサイトから自分の参加したいプログラムに申し込むこともできますが、その場合でもきちんと治験機関側で審査をしますので、条件に合わなければ参加を断られます。

2.説明を受けて治験の参加を表明する

次に治験機関から治験の紹介を受け、内容や条件などに十分納得をしたら、治験への参加を表明します。参加を表明するだけでは治験に参加することはできません。
参加を表明すると、次に多くの場合は治験を行う医療機関や研究室などで、医師や研究者と顔を合わせて説明を受けたり話をしたりします。

例えば便秘薬の治験ボランティアであれば、「あなたは便秘ですか?」ってことを、参加前にアンケート形式で問診したり、実際に医師と顔を合わせて確認したりします。

その上で、医師や治験の機関の方が「うん、便秘だね」と認めると、治験に参加することができるようになります。

そして治験の流れについて説明を受けます。

また、治験の内容によりますが、健康診断を受ける場合もあります。

ここで参加者が治験の流れなどの説明などに十分納得すれば、治験ボランティアとして治験に参加することになります。
もちろん、ここで話を断ることもできますし、断ったとしても何も不利益を受けることはありません。

また、参加しようと断ろうと、多くの場合はここで一回目の「負担軽減費(協力費・謝礼金)」がもらえます。

3.治験に参加する

治験への参加を表明すると、いよいよ本番の治験になります。

とは言っても、治験の種類は相当数あります。
参加する期間だってさまざまです。

期間の短い治験ですと、説明会と同日に1日だけ行われるものもありますし、後日1日だけ参加するものもあります。
期間の長いものですと、月に1日から数日の治験を数か月にわたって参加するものもあります。
また、期間はある程度長いですが、基本的に自宅でのみ行う治験などもあります。

参加する日にちも、土日祝日を含めた多くの日から治験ボランティア側の都合に合わせて選択できることが多いです。

参加する治験の内容によって何をするかはさまざまですが、一貫して言えることは、難しいことは何もしません。

お薬の治験であれば、お薬を一定のあいだ飲み、体調や血液成分の変化を診たりします。
健康食品や健康補助食品の治験であれば、食品を一定のあいだ食べ、体調や体重の変化などを診たりします。
お茶を飲んで運動をする治験であれば、お茶を飲んだ後、ウォーキングマシーンで運動をした後の心拍数や血液の変化を診たりします。

治験機関は、難しいことや大変なことを治験ボランティアに要求してくることはありません。
ただ言われたことを、多くが誰にでもできるほど簡単なことなのですが、それをするだけでボランティアに参加することができるのです。

4.負担軽減費(協力費・謝礼金)を受け取る

負担軽減費(協力費・謝礼金)の受け取り方はさまざまです。
後日、銀行に振込みの治験もありますし、その場で手渡しの場合もあります。

負担軽減費(協力費・謝礼金)は、参加中の期間で何回かに分けて渡されることもありますし、治験ボランティアが終わってから渡されることもあります。

負担軽減費(協力費・謝礼金)を受け取るまでが、治験の一連の流れになります。


治験ボランティアのメリットとデメリットは?

どのような行為にもメリットとデメリットがあるように、治験ボランティアにもメリットとデメリットはあります。
では、どのようなメリット・デメリットがあるかについて、書いていきます。

<治験ボランティアのメリット>
☆何よりも、病気で苦しむ方々や健康維持を望む方々の治療方法などの開発に貢献できます。
☆事前に健康診断がある場合、無償で健康診断が受けられます。
☆割と高額な謝礼金を受け取ることができます。
☆参加前に十分な説明を受けることができ、本人の自由意思で参加・不参加を決めることができます。
☆既に闘病中の方の場合、治験に参加することによって新しい治療を受ける機会ができ、治験薬を使用している間は医療機関への支払いが基本的には軽減されます。また、一般の診療よりも詳しい検査を受けることができます。

<治験ボランティアのデメリット>
★治験は機関側の計画に沿って進められますので、通院が必要な治験の場合は、機関側のスケジュールに合わせて通院する必要があります(多くは複数のスケジュールから選択でき、平日だけではなく土日が含まれる場合も多いです)。
★治験の内容によっては食事・運動・飲酒・喫煙などが制限されることがあります。

これくらいだと思います。

ぜひ、治験に参加してみてください

治験は本当に気楽に参加することのできる社会貢献行為の1つです。

私の母は70歳を過ぎているのですが、その母も治験に寄るついでにその周囲の町で遊ぶといったことをしています。
そんな母は、治験ついでに遊ぶことで行動範囲が広がったことと、治験を通して色々と知識が増えていくことを大変喜んでいるようです。

「治験ボランティア」は、ボランティアに参加することで世の中に貢献でき、さらにお小遣いまでもらえ、治験の内容によってはご自身の健康診断までできるのですから、これを見逃す手はないと思います。

治験を知らなかった方、「治験」という言葉に少し距離を置いていた方、知ってはいたが興味を持てなかった方、お時間を持て余している方。

「治験ボランティア」について少しでも興味を持っていただけたのであれば、どうか一度、治験機関から話だけでも聞いてみませんか?

お一人で参加することに少し抵抗があるのでしたら、お友達や恋人、家族と一緒にお話を聞いてみるのも良いと思います。

まずは登録することで最初の第一歩が始まります。
ぜひお気軽に、登録だけでもしてみてください!

おすすめの治験機関

治験ボランティア経験のある私がおすすめする治験機関を紹介します!
興味を持っていただいた方、コンタクトだけでも取ってみてください。
誰でもできる簡単な治験ボランティア活動が、多くの人の助けになるんです!

【MAXメディカルさん】

MAXメディカルさんは化粧品・サプリメントのモニター、健康な方向け、高齢者限定、女性限定、特定疾患を持たれている方など、かなり幅広い案件を豊富に取り揃えています。
地域も全国が対象です。



【ニューイングさん】

ニューイングさんは長い実績を持つ臨床試験・治験のボランティア参加関連業務のパイオニアです。
多数の臨床研究・臨床試験・治験を保有していますので、参加できる機会が多数あるのが特徴です。



【ヒューマンリンクさん】

ヒューマンリンクさんは首都圏の治験モニターに強い機関です。
治験ボランティアについて分かりやすく理解できるランディングページを自社サイトに設けるなど、さまざまな工夫をされています。



【インクロムさん】

インクロムさんは30年以上の歴史と治験の業績が多数ある老舗です。
登録すると、モニター試験の案内、会員限定の無料健康イベントの案内などのお得な情報を受け取れ、アンケートに答えるだけのモニターなどもあります。















【JCVNさん】

JCVNさんは社会貢献度の高い治験ボランティアを多数紹介している治験機関です。
専門医師による詳細な診察と適切なアドバイスが無料で受けられることが強みです。








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