乳児用液体ミルクの感想。1日の時間が増えてストレスからも解放!

液体ミルク

話題の乳児用液体ミルク、使ってみましたか?

2019年3月、待望されていた国内メーカーによる「乳児用液体ミルク」の販売が始まりました。

乳児用液体ミルクを一言でまとめると「そのまま飲める乳児用ミルク」です。

立て続けに発生した2011年の東日本大震災と2016年の熊本地震で、日本でも液体ミルクの存在を知る人が増えましたが、まだまだ認知度は低いです。

欧米に限らずアジアでも当たり前のように使われている液体ミルク、なぜ日本では認知度が低いのでしょうか?
また、乳児用液体ミルクを使うメリットは何でしょうか?安全なのでしょうか?

乳児用液体ミルクが日本で使われなかったのはなぜ?

欧米はもちろん、アジアでも当たり前のように使われている乳児用液体ミルク。
液体ですので、粉ミルクのように「お湯を入れて冷ます」手間がかからず、液体ミルクの容器を開けたらすぐ飲ませることができてすごく便利です。

子育ての先進国である北欧では、9割以上の人が液体ミルクを使っているそうです。

また、東日本大震災や熊本地震が起きた時には、フィンランドから救援物資として乳児用液体ミルクが届けられて話題にもなりました。
液体ミルクは常温で5カ月から1年程度保存できるため災害時の備蓄用としても適していますし、衛生的な水や煮沸消毒を必要としないため、日本で災害が起きるたびに国内販売を求める市民活動が行われていました。

そんな便利な液体ミルク、日本でなぜ当たり前のように使われていないのでしょうか?

その理由ですが、決して体に悪いとかいったネガティブな理由ではなく、どうやら日本の法律に「液体ミルク」について書かれていなかったために、日本では液体ミルクを製造も販売もできなかったそうなのです。。。

具体的には、日本では『乳及び乳製品の成分規格等に関する省令』で「乳児用粉ミルク」は定義されているのですが、乳児用液体ミルクに関しては定義されていなかったのです。
そのために、そんな理由だけのために、日本のメーカーは乳児用液体ミルクを製造することも販売することもできなかったのです。

日本で乳児用液体ミルクを手に入れようとするならば、海外産の乳児用液体ミルクを個人輸入をするかネットショップで購入するしか手がありませんでしたが、その値段は現地価格の4倍近い値段で売られていますので、とても気軽に購入する値段ではありませんでした。

ところが!2019年から日本でも乳児用液体ミルクの製造販売が可能になりました!

そんな経緯のある乳児用液体ミルクですが、日本でも2018年に厚生労働省が『乳及び乳製品の成分規格等に関する省令』で「乳児用液体ミルク」の規格基準を定めた改正省令を公布・施行したことで、ついに日本国内においても液体ミルクの製造と販売が可能になったのです!!

そして2019年3月11日、日本では先行して江崎グリコが日本初の乳児用液体ミルク「アイクレオ赤ちゃんミルク」の全国販売が開始され、続けて明治からも4月26日に乳児用液体ミルク「ほほえみらくらくミルク」が全国販売開始です!

これは嬉しい!!
本当にうれしい!!!

嬉しくて当然ですよね???

だっていまの粉ミルクでは・・・
粉の量を計って、70度以上のお湯で粉を溶いて、温度を人肌まで冷まして、赤ちゃんにあげて、ミルクを飲み終わったら哺乳瓶を洗って消毒して・・・。
出かけるときは粉ミルクのケースと魔法瓶を持ち歩いて、出先では電子レンジが使えるベビールームを探し歩いて・・・。

それが液体ミルクなら、軽く容器を振って哺乳瓶にそそぐだけ
たったこれだけで、すぐに赤ちゃんにミルクをあげられます。

世の中の男性にもこの大変さを分かってくれる人は多いと思いますが、何よりも粉ミルクを扱う大変さは育児をしているママパパであれば誰もが経験したことがあるはずです。

そんな粉ミルクを作る大変さから解放されるだけでなく、液体ミルクの手軽さから育児の忙しい時間に少し余裕を持つことができ、出かけるときは大荷物から解放され、出先でもミルクを簡単にあげることができる。

わざわざ粉ミルクを使うメリットが見えなくなるほど、育児ママパパにとって液体ミルクのメリットは大きいと思います。

そんな江崎グリコの乳児用液体ミルク「アイクレオ赤ちゃんミルク」と明治の「ほほえみらくらくミルク」、アマゾンや楽天などでも販売されています♪
粉ミルクより少しお高いですが、値段の問題じゃなく一度試してみる価値はあると思います!

↓↓↓ こんなパッケージです ↓↓↓

↓↓↓ 明治「ほほえみ らくらくミルク」 ↓↓↓

液体ミルクと粉ミルクの一番の違いは時間

粉ミルクって、かわいい赤ちゃんのためとは言え、本当に大変なんです。
すごく大変なのに、1日に1回や2回作ればいいのではなく、1日に10回くらい作ることだってあります。日中に6回、夜に4回とか。

作る時間だって1分2分ではなく、15分近くかかるんです。

お湯を沸かす → 粉を哺乳瓶にセットしてお湯で溶かす → ひと肌まで冷ます。これで約15分。
言い方は悪いですが、結構めんどくさいんです。

これが液体ミルクだと、30秒で済んじゃいます。

「アイクレオ赤ちゃんミルク」なら、
軽くパックを振る → 付属しているストローを挿す → 哺乳瓶に注ぐ。これだけですぐに飲めます。
言い方は悪いですが、かなり楽なんです!!

それだけでなく粉ミルクだと、お出かけのときに持ち歩くのが重かったり、出かけた先で電子レンジの使えるベビールームを探したり、色々な手間があります。

さらに液体ミルクを使うことで、育児ママパパの忙しすぎる時間まで大幅に節約できます
粉ミルクでかかる時間を15分、液体ミルクでかかる時間を30秒として単純に計算してみると、

「15分 x 60秒 - 30秒」が1回あたりの節約時間になりますよね?

1回で870秒の節約、すなわち「14分半」が節約可能です。

これを1日10回とすると、その時間は8700秒!
つまり145分!2時間以上も時短できちゃうんです!!

産後で身も心もフラッフラになっている中での夜のミルク。
眠いです。眠れないです。疲れも取れないです。
あまりの眠さに抱っこした赤ちゃんを落としそうになることだってあります。

「15分でいいから寝かせて・・・」

そんな育児ママパパ、粉ミルクの呪縛から解放されてみませんか??

乳児用液体ミルクって安全なの?

乳児用液体ミルクは基本的には赤ちゃんが飲むものです。
そのため、国で『特別用途食品』に指定されていて、高い安全性が求められています

『特別用途食品』って聞きなれない単語だと思いますが、要はとっても厳しい基準をクリアしないと製造や販売ができないしくみになっているものなんです。

さらに日本の企業が作っているなら、安心感だって増しますよね♪

その安全性については、国が『乳及び乳製品の成分規格等に関する省令』で液体ミルクについて求めています。

『乳及び乳製品の成分規格等に関する省令』はこちらで確認していただけますが、ちょっと長いのでまとめると以下の4つがポイントになっています。

・原料は乳製品で赤ちゃんに必要な栄養素を加えたもの。
・乳の中で育つ微生物は全て殺菌されている状態なこと。
・常温保存できること(常温以下が保存条件)。
・通常の乳飲料と同じ包装にすること。

この中の「乳幼児に必要な栄養素」は、今でも製造販売されている粉ミルクと同じ成分規格になります。

要するに、乳児用液体ミルクは粉ミルクと同程度に栄養価が高く、粉ミルクや通常の乳飲料と同程度に安全で、限りなく母乳に近づけた成分になっているんです。

液体ミルクのメリットを挙げてみます

そんな素晴らしい液体ミルクですが、どんなメリットがあるのか挙げてみます。

・無菌処理がされているので衛生面で安心。
・粉ミルクのように作る時間が不要。
・夜の授乳のときミルクを「すぐ」あげられる。
・外出先での授乳が楽になる。
・外出するとき、荷物が重くなくなる。
・分量の計り間違いがない。
・粉ミルクよりも美味しい♪
・祖父母、保育園などにも心配なく預けられる。
・無開封であれば「常温」保存が約5か月から1年と長い。
・災害時にも簡単にミルクをあげられる。

本当にもう言うことがないんです。

今後は間違いなく日本でも主流になっていくと思いますし、液体ミルクを活用することで、育児の幅だってもっともっと広がると思います。

まとめ

いかがですか?

粉ミルクよりも少しだけコストのかかる液体ミルクではありますが、安全面や栄養面ではどちらも同じ。
そしてその少しの値段の違いで育児の疲れやストレスから少し解放されるだけではなく、育児でまったく足りていなかった「時間」まで手に入ってしまうんです。

どんな育児ママでもパパでも、その大変さはみんな同じです。

液体ミルクへの意見の中には「贅沢だ」とか「手抜き」とか「大変さに耐えるのが愛情」などと言ったものもあるようですが、それより何より、一生に一度きりの我が子との時間を辛い思い出にしてしまうのは、私はとてももったいないことだと思っています
それに、赤ちゃんを育てる親の心や時間にゆとりができることで、子供への目配り・気配りなどもより良くすることだってできるはずです。

全てのミルクを粉ミルクから液体ミルクに変えなくてもいいんです。
夜間だけでも、夜間のうち1回だけでも液体ミルクを使うことで、負担は大きく減ります。

液体ミルクは粉ミルクと違ってすぐにミルクをあげられるので、赤ちゃんを待たせることがありません。
夜の授乳で赤ちゃんを泣かせっぱなしにすることがない。たったそれだけで、相当ストレスから解放されます!

たかがミルク、でもたったそれだけのことでも赤ちゃんに愛情をそそげるのって、とても大きなことなのではないかなって思います。

私はぜひ、全国の育児ママパパに液体ミルクを試してもらいたいです。

ほんの少しだけ、今までの生活パターンを変えるだけで、ミルクを粉から液体に変えるだけで、どのくらい赤ちゃんと家族の「生活の質」が変わるのか、一度だけでも試してみて、そして液体ミルクを使うことで自分たち家族の生活がどのように変化するかを想像して欲しいです。

一度だけ試してみて、ダメだったなら元に戻せば良いのですから・・・。

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